面接でよくある質問と回答例
面接の受け答えの例について
転職で避けては通れない面接では、面接官はこちらの本心を聞き出そうとあの手この手で質問をしてきます。こちらにその気がなかったとしても、面接官からするとマイナスな印象になる場合も多々あります。ここではそんな面接で気をつけるべき受け答えの例についてご紹介したいと思います。
例1:転職回数が複数の方への質問
面接官の方が履歴書を見て「転職された回数が多いのは何故ですか?」と聞いてきたとしましょう。例えば、前の会社で喧嘩をした、部署内の雰囲気に馴染めなかった、という場合には採用を躊躇する面接官が多いようです。またそれまで従事していた仕事の種類が一緒ではない(工場スタッフ→営業職)と一貫性がなく、自分が無いのではな無いかという事も疑われます。
こういった場合には努めて表情を変えずに、自分がどう考えているのかを話すことが大切です。この際に『前の会社の待遇が悪くて』や企業側に落ち度があるような事を話す事だけは控えましょう。面接官はあなたに対して責任転嫁をする人間だというマイナスなイメージを持つかもしれません。
例2:退屈な仕事はどう思いますか?という質問
タクシードライバーは、路線バスのドライバーのように常に走りっぱなしというわけではなく、駅前での客待ちや単調なワンメーターの業務などが続くこともあります。人によってはこれを退屈な仕事と思うかもしれませんが、面接でもし退屈な仕事についての質問が来た時にはどう答えるべきでしょうか。
まず「退屈な仕事などというものは無いので、自分は何でも一生懸命やります」というアピールですが、これはあまり良くありません。退屈な仕事は無いのではなく、それまで楽しい仕事しか選んでいなかったのではないかと深読みされる場合もあります。ここでは「退屈な仕事でも、そういった業務の積み重ねがタクシードライバーとしての基礎を磨く事にも繋がると考えています。人を乗せる大切な仕事ですので、緊張感を持って仕事に当たります」といった回答が妥当でしょう。
この他にも、少し意地の悪い質問をされる場合もありますが、その全てに正解があるわけではありません。一番大切なのは、面接の時に誠意を持って回答できるかですので、自分の気持ちに素直になるのも大切です。