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変わるタクシー車両
2015年12月18日
タクシーというと、どういった車を思い浮かべますか。恐らく皆さまが似たような四角張ったボディの車両を思い浮かべることでしょう。
それはトヨタ・コンフォートと呼ばれる車両で、殆どのタクシー会社で利用されている車種です。数がとても多いので皆さまが似たような形を思い出します。
このコンフォートがタクシー会社で重宝されるのには幾つか理由があります。まずは耐久性に優れ、長く走れる点です。町を走り続けるタクシーにとっては必要な能力になります。
ずっと座りっぱなしのタクシー運転手にとっては、疲労軽減のために長距離トラックの座席を参考にした座席も好評のようです。
他にも後部座席のドアがより広く開くようになっていたり、運転性能の高さだったり、大きめのトランクがお客様を乗せるタクシーにとっては他の車よりも必要な性能でした。
この様にタクシー運転手の需要に応えた車両がコンフォートであり、これが法人タクシーの車両の殆どを占めているのも納得です。
しかし、この車両の姿を見なくなる日が来るかもしれません。
コンフォートは液化石油ガスを燃料としていますが、生産元であるトヨタは環境面やニーズ面からこの車両の生産を2017年に停止し、ガソリンハイブリッド車にタクシー専用車を切り替えるそうです。
見慣れた車が町からいなくなるのは少し寂しい気がしますが、より良いタクシー専用車が登場し、働きやすくなるかもしれないと考えるとそう悲しむことではないのかもしれません。
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